簡単に言うと、
Eclipseはすべてがプラグインからできています。
小さな核を持ち、そこにたくさんのプラグインを付け加える構造になっているのです。
プラグインの数は非常に多いので、起動時間などの問題があり、
プラグインは必要になってからロードされるようになっています。
それを実現するために、XML(plugin.xml)によるマニフェストでプラグインの「形」を宣言し、
その実装をjavaで行うようになっています。
そうすることにより、宣言と実装を分離することができ、
実装をロードしなくても利用できる機能をユーザーに示すことができるようになります。
これらの記述は、マニフェストエディターによりグラフィカルに編集することができます。
以下、実際にプラグイン開発をする準備をしていきます。詳しい話は、例をはさんで後ほど+αとして扱いたいと思います。
プラグイン開発のためには、まず、参考にするために、Eclipseのソースコードにアクセスできる環境が必要になります。
しかし、ソースコードをすべてworkspaceにロードするとソースの量が膨大なためEclipseメモリー管理に影響を及ぼすことになるだろうと予測されるので、バイナリー・プロジェクト(変更はできないが見ることができる)として表示するようにします。
ソース量が膨大なため、普段使っているworkspaceと違うフォルダにソースをロードします。新しいフォルダを作っておきましょう。(ここではworkspace2とします。)
切り替えは、[File]→[Switch Workspace...]でできます。
メニューから[File]→[import...]→[Plug-in Development]→[Plug-ins and Fragments]と選び、Nextをクリックします。
上の画面になったら、そのままNextをクリックします。
[Add All]をクリックして、すべてのプラグインをインポートするように設定します。
[Finish]をクリックするとすべてのプラグインをEclipseで見ることができるようになります。
今後、これらのコードを参考に実装していくことになるので、いろいろなソースを読んで雰囲気を見てみましょう。